介護業界への転職を考えている場合、労働環境が劣悪な、いわゆる「ブラック介護施設」に注意が必要です。ブラックな介護施設の特徴とはどのようなものでしょうか。
転職活動をしていて、介護施設の見学をすることがあるかもしれません。短時間の見学で人間関係の悪さを感じたら、その施設はブラックな介護施設の可能性があります。職員に笑顔がない、表情に覇気がない、挨拶がない、会話がよそよそしいといった特徴がある場合は、人間関係が円滑に進んでいない可能性が高いです。セクシャルハラスメントやパワーハラスメントが横行している場合があるため、転職先として適切とはいえないでしょう。
人間関係が良くないと、気を使って精神的に疲れてしまうだけではなく、高齢者とのやり取りに影響が出てしまいます。集中力が続かなくなったりイライラしやすくなってしまうと、仕事のパフォーマンスが落ちるだけではなく、高齢者につらく当たってしまうかもしれません。働く側としても利用する側としても、良い状況とはいえません。
もしも転職活動中に訪れた介護施設で、職員が利用者に暴力をふるっていた場合、その施設は明らかにブラックな介護施設。暴力には、身体に危害を加える行為だけではなく、心を傷つけるような精神的な暴力も含まれます。必要とされている対応をせずに、放置をすることもネグレクトと呼ばれる立派な暴力です。もしも転職を検討している施設で、殴る蹴るなどの暴力行為や、不必要な身体拘束、職員から利用者への暴言や怒鳴りを確認した場合は、ブラックな施設ですから転職はしない方がいいでしょう。